String Quartet Concert
Presented by Variorchestra 〜室内楽プロジェクト第3弾〜
VariOrchestraで出会った奏者たちによる室内楽プロジェクト。今回は桐朋音大で共に学んだ奏者を中心に集い、重厚感のあるプログラムをお贈りします。
演奏会の始まりにはハイドンの「日の出」をおき、その後に続く重いプログラムへの耳慣らしを。とは言いつつ、太くて芯のある音色が特徴的なキャラクターを持つ4人なので、軽やかさはないかもしれません(笑)
続く作品はメンデルスゾーンによる最後の弦楽四重奏曲で、出版されたのは没後のこと。心身の衰退を見せ始めたメンデルスゾーンが、保養で訪れたスイスにて最後の力を振り絞って書いた作品です。不穏さと悲哀を孕んだ曲調、第3楽章の物憂げなチェロの独創にご注目ください。
そして締めくくりは、ヴァイオリンとチェロの彼らが愛してやまないショスタコーヴィチ作品を。名前のドイツ語の綴り「Dmitri Schostakovich」のイニシャル「D-S(=Es)-C-H(レ・ミ♭・ド・シ)」から始まり、その後も楽曲内に多く組み込まれています。厳しいソ連の時代を生きたショスタコーヴィチは、多くの作品にその反抗の念や哀悼を描きました。まさに芸術文化が社会とともにあることを実感させられます。来年は没後50年の年なので、バリオケでも積極的に演奏していく予定です。
それでは当日、西新宿ガルバホールにてお待ちしております。
【Information】
String Quartet Concert Presented by Variorchestra 〜室内楽プロジェクト第2弾〜
2024.9/28(土)19:00 ガルバホール
◯プログラム
ハイドン:弦楽四重奏曲第78番「日の出」
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番
◯チケット
全席自由¥2000
お問い合わせ:info@variorchestra.com